町の地勢・自然

和歌山県のほぼ中央部、日高川河口右岸から海岸線に沿って展開する町で北及び北西は日高町、東は御坊市に接し、南は黒潮おどる太平洋に、西は紀伊水道をへだて四国徳島をのぞむ瀬戸内海の南の入り口となっています。

東西約9キロメートル、南北約2.5キロメートル、面積12.77平方キロメートルの町で、面積では和歌山県下で太地町に次いで狭い町であります。
太平洋に面する砂州海岸には、全長約4.5キロメートル、幅最大500メートルの近畿最大の松林「煙樹ヶ浜(えんじゅがはま)」があり、大正末年にこの地を訪れた近藤浩一路画伯が、雲煙模糊たる長汀と青松の景観を見て、この名前をつけたと言われています。

当地は年間平均気温16.6℃と高く、最暖月で27.5℃、最寒月で6.3℃と温暖で、年間平均降水量は1809ミリで、以前から台風、水害、高潮などの被害を数多く受けています。
また町面積の内標高100メートル以下の地域の占める割合が85%と県下で一番高い数字を示し、三尾地区を除き、これらの地域は全て日高平野の一部からなっております。